…………え?

まなか今なんて?

驚きのあまり、目をぱちくりしてしまう。

まなかは、リンゴのように顔を真っ赤にさせて、目がうるうるしていた。

え、う、嘘じゃいってこと?まなかが言ったの?今…………―キス……したいって…。

「っだって、だって、心細かったし!寂しかったし!」

キ~~!!と言わんばかりに恥ずかしそうにまくしたてるまなかに期待がたかまってしまう。

「…、で、も…、思えば、私今風邪気味だし、その、うつっちゃダメだから…―んっ!」