『お前ら、違うだろ?』
『『『『『え?』』』』』
『こんにちは、じゃなくて”おかえり”だろ?』
『『『『『!!』』』』』
目を見開いた彼らは、次の瞬間見た目にそぐわないとびっきりの笑顔で
『『『『『おかえりなさい、翡翠サン!!』』』』』
そう、私を高瀬組に迎え入れてくれた。
『あれ、そういえば葵は?葵が一番翡翠に会いたがってたのに』
『ん?葵は今日どっかの会合に行ってなかったか?』
『そうだっけ……?』
『たしかにそうだったかも……』
『葵、今日に限って運悪いね〜ドンマイ!せっかくだから俺たちで翡翠を独占しちゃおうっ!』
『………それ葵にバレたら後で首絞められんぞ』
『おー、こわいこわい』
『それ全然怖がってるヤツのセリフじゃないだろ………』
『あはは、バレた?』
『まったく、星夜はいつも呑気だね』
『俺、一応これでも幹部なんだけど』
『そんなの関係ねぇよ』
ふざける星夜に突っ込む冬空。
それを見守る紺。
五年も会ってなかったからみんな大人になっちゃったと思ってたけど、
みんな、変わってないなぁ………
しばらく、私は三人のやり取りをほほえましく見守っていた_
ふと隣からジーっと視線を感じた。
「?」
横を見ると、そこには申し訳なさそうに縮こまっている彼女が。
『あの、さっきはあんな態度をとってしまってごめんなさい……ここにはあまり女性は来ないので…………』
「………気にしてないので、だいじょうぶです」
『本当にごめんなさい…………あの、私、小鳥遊花梨って言います。あなたは……?』
「………東雲翠です。みんなに翡翠って呼ばれているので、そう呼んでもらってかまいません。」
『翡翠さんって何歳ですか……?』
「20です。」
『本当ですか……!?私も20歳なんです…!もしよければ花梨って名前で呼んでもらえますか?私も翡翠って呼びます!』
「わかりました」
『改めてよろしくお願いしますっ!!』
「……こちらこそ」
