翡翠の一輪花

『『『『『おはようございやすっ!!』』』』』


中にはもう多くの役員たちが集まっていた。


待たせちゃったかな…?


『二人ともおはよ~』


「紺…!」


『『俺たちもいる』』


「あはは、二人ともおはよう」


『『はよ』』


『それじゃあ、主役も来たし食べ始めようか』


「あれ…?花梨がいなくない…?」


『ん?あ、ほんとだ…』


『早く食おうぜ~』


『腹減った』


「でも…」


ガラッ


『み、みなさんおはようございます…!遅れてしまって申し訳ありません…』


『お、来た来た。じゃあ今度こそ…』


『『『『『いただきます!!』』』』』


パクっと一口おかずを口に入れた。


「…おいしい」


『だろ?毎回、泰がつくってんだ』


「泰…?」


『去年くらいからここの料理人になったやつ』


「へ~」


『俺、はじめて泰の飯食べた時感動したな~』


『俺も』


『もう他の人がつくったご飯には戻れないよね』


「あはは…」


…それにしても、


視線を感じる。


視線の主は、花梨。


どうしたんだろ…


なにか気になることでもあるのかな…?


『そうだ花梨、あとでちょっといいか?』


え…?


『はっ、はい…!なんでしょうか…?』


『組長が話したいことがあるらしい。俺も呼ばれている』


『わ、わかりました…!』


組長が…?


葵も呼ばれたの…?


なにを話すつもりなのかな…


もしかして、


結婚の話、とか…?


ありうる…


気になってせっかくのおいしいご飯が味気なく感じる…