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”翡翠”とは_
ひとつ、 私(東雲翠)の二つ名である。
ふたつ、 水瀬組の”お嬢”であり、誰もが認める絶世の美女である。
みっつ、 伝説をつくったといううわさアリ。
よっつ、 五年前のある日、突然姿を消した。
(いつつ、 高瀬組若頭とその側近に溺愛れているといううわさアリ
→誰ひとりとして彼女に手を出してはいけないという暗黙の了解が存在)
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『………な、なるほど………?……なんか、すごいですね……』
『その翡翠がこの子だよ』
『そうなんですね……………って、えぇぇぇぇ!?』
そ、そんなに驚くことかなぁ……
『だから、みなさんに"翡翠"って呼ばれていたんですね……!』
『まあ、そういうことになるね~』
『………それじゃあ、なんで翡翠さんは急に姿を消したんですか?』
ドクッ
「っ」
『『『………』』』
『あ、あれ…………もしかして、これ、聞いちゃいけませんでしたか……?』
『……………そうだね。聞かないほうが花梨ちゃんの身のためかも』
感情が一切読み取れない真顔でつぶやいた紺。
その場の空気がが一気に凍り付く。
『わ、私、もっと翡翠さんのこと知りたいです…!私、同年代の女性の知り合いがあまりいなくて…全部じゃなくていいので教えられそうなことは教えてもらっていいですか?』
あわてて、その場の空気をなごませるように口を開いた花梨。
「………い、いよ。その代わりに、私も花梨のこと知りたいな」
『私のことでいいなら、なんでも教えます!』
『んじゃ、俺たちはちょっとあっちで飲んでくるね。あいつらが呼んでる』
『何かあったら呼べよ』
『すぐにくるから~』
「………うん」
