リアムが少し横になってと言ってベッドを操作してくれて、少し眠るように言った。
母はすぐに眠った。
由里とリアムはそっと病室を出てロビーに行った。
その後のことをリアムが話してくれた。
母はすぐに病院を辞めて施設の近くの総合病院に勤めることにしたそうだ。
そして、施設から歩いて20分くらいのところのアパートに移り住んだ。
そこならいつでも由里の事を見に行ける。
そしてすぐに向井の名前で施設に毎月5万円の寄付をし始めた。
そして向井百合の名前で貯金もし始めたらしい。
それがもう1500万以上になるらしく、それを死んだら由里にとリアムに託されているといった。
毎月施設に5万由里に8万自分は狭く古いアパートに住んで慎ましく暮らしながら、寄付と貯金をし続けた母の気持ちを思うと、どうしたらいいのかわからなくて泣けてくる。
母は由里の事を思い出してからは、贖罪の日々だったと言っていたらしい。
殺してしまった男に対しても自分の判断で由里を地獄に落としてしまった事自分と同じように養護施設で暮らさなくてはなら境遇にしてしまった事にも、償っても償っても許して貰える事ではないと泣きながら語っていたそうだ。
そして由里が真夜中に見る悪夢もどうしてやることもできず、ただただ由里に申し訳なくて胸を痛め続けた。
自分にできることは一生懸命に働いて、園と由里のためにお金を使うことしかなかった。
自分は質素な暮らしをして周りの人が困っている時は何でも手伝った。
子供のいる同僚の夜勤は率先して変わった。
小児科に配属になった時は嬉しかったと微笑んでいたそうだ。
それが唯一自分にできる贖罪なのだと想って生きてきたと言ったそうだ。
それでも由里がいつも前を向いて生きている様子や明るく優しく思いやりのある素敵な女性に成長してくれた事が、最高にうれしかったと言ったそうだ。
そのうえ、誰に似たのかとても賢い。
大学の卒業式の総代のスピーチは素晴らしかったし誇らしかったと、とびっきりの笑顔で笑っていたらしい。
「リアムずるい。もっと早く教えてほしかった」
「うん、ごめん。お母さんの説得に時間がかかったんだ」
と言ってゆりを抱きしめた。
母はすぐに眠った。
由里とリアムはそっと病室を出てロビーに行った。
その後のことをリアムが話してくれた。
母はすぐに病院を辞めて施設の近くの総合病院に勤めることにしたそうだ。
そして、施設から歩いて20分くらいのところのアパートに移り住んだ。
そこならいつでも由里の事を見に行ける。
そしてすぐに向井の名前で施設に毎月5万円の寄付をし始めた。
そして向井百合の名前で貯金もし始めたらしい。
それがもう1500万以上になるらしく、それを死んだら由里にとリアムに託されているといった。
毎月施設に5万由里に8万自分は狭く古いアパートに住んで慎ましく暮らしながら、寄付と貯金をし続けた母の気持ちを思うと、どうしたらいいのかわからなくて泣けてくる。
母は由里の事を思い出してからは、贖罪の日々だったと言っていたらしい。
殺してしまった男に対しても自分の判断で由里を地獄に落としてしまった事自分と同じように養護施設で暮らさなくてはなら境遇にしてしまった事にも、償っても償っても許して貰える事ではないと泣きながら語っていたそうだ。
そして由里が真夜中に見る悪夢もどうしてやることもできず、ただただ由里に申し訳なくて胸を痛め続けた。
自分にできることは一生懸命に働いて、園と由里のためにお金を使うことしかなかった。
自分は質素な暮らしをして周りの人が困っている時は何でも手伝った。
子供のいる同僚の夜勤は率先して変わった。
小児科に配属になった時は嬉しかったと微笑んでいたそうだ。
それが唯一自分にできる贖罪なのだと想って生きてきたと言ったそうだ。
それでも由里がいつも前を向いて生きている様子や明るく優しく思いやりのある素敵な女性に成長してくれた事が、最高にうれしかったと言ったそうだ。
そのうえ、誰に似たのかとても賢い。
大学の卒業式の総代のスピーチは素晴らしかったし誇らしかったと、とびっきりの笑顔で笑っていたらしい。
「リアムずるい。もっと早く教えてほしかった」
「うん、ごめん。お母さんの説得に時間がかかったんだ」
と言ってゆりを抱きしめた。



