顔面Lv1000の私とキケンな総長の恋

 ドキドキしたまま私は、休憩を終えて自分の教室に戻ってきた。奏斗くんは、どこかに行ってしまった。

 接客をしていると時間が過ぎるのはあっという間で、もう文化祭が終わる時間がやって来た。

 「お客さんもいなくなったし、片付けましょ」
 「うん。そうだね」

 私と優奈ちゃんは一緒に後片付けをする。

 「で?」
 「『で?』って、なに?」
 「何って、竹永くんと文化祭まわったんでしょ?どうだった?」
 「どうだったって、楽しかったよ」
 「そっか、なら良かったじゃない」
 「うん」

 なんて、喋っていると後片付けが終わる。