顔面Lv1000の私とキケンな総長の恋

そうして、進藤くんのクラスにやってきた。

 中に入ると、進藤くんがぼーっと立っていた。

 「進藤くん!遊びに来たよ」
 「おぉ〜!環奈ちゃんたち来てくれたんだ〜」
 「うん。あっ、ごめん。静かにするね」

 プラネタリウムをお客さんたちが、鑑賞してるんだから静かにしないと…!

 「大丈夫だよ〜。まぁ、適当に椅子に座ってゆっくりしてってよ」
 「うん、そうするね。奏斗くん、あそこの椅子に座ろ?」
 「分かった」

 私たちは、椅子に座って天井を見上げる。

 天井には、満点の星空が広がっていて、とても綺麗だ。

 あれが、ペテルギウスで、あっちが夏の大三角。

 私は、星座を指で星座をなぞる。

 「綺麗だ」
 「綺麗だよね」
 「違う。環奈が綺麗なんだ。星空の下にいる環奈が」
 「えっ!?あ、ありがとう」

 どうしてだろう…?今まで、沢山綺麗とか可愛いとか色んな人に言われたけど、奏斗くんに言われると1番嬉しくて、胸がドキドキする。

 私は、赤くなった顔を奏斗くんに見られないように下を向くのだった。