顔面Lv1000の私とキケンな総長の恋

 私たちは、たこ焼き屋さんやクレープ屋さんなど、沢山のお店を、見てまわった。

 次に、行ったのは海堂くんのクラスのお化け屋敷だった。

 「おや?奏斗に環奈さんじゃないですか。遊びに来てくれたんですね」

 受付には海堂くんがいた。

 「海堂くんは受付なんだね。お化け役はやらないの?」
 「えぇ。お化け役は沢山いるので」
 「そっか」
 「お化け屋敷に入るんですよね?」
 「うん。そのつもりだよ。ねぇ、奏斗くん」
 「あぁ」
 「そうですか、なら中にどうぞ」

 海堂くんはそう言って、ドアを開けてくれた。