その後、私は急いで家へと帰った。

 夕食を食べ終わり、ベッドに寝転ぶと、優奈ちゃんからスマホにメッセージが着ていた。

 『放課後大丈夫だった?』
 『うん。何とかね』

 優奈ちゃんは、竹永くんに連れていかれた私を心配してメッセージをくれたらしい。
 そして、屋上での出来事を簡単に説明した。

 『え!?ヤバいじゃん!環奈が綺麗すぎるからって…。でも、少女漫画みたいで、ドキドキするかも』
 『もう〜。私は困ってるんだよー!明日、竹永くんに会いたくないなぁ』

 うん、本当に会いたくないんだよね。どうか、明日竹永くんが学校に来ませんように!

 そう思いながら、眠りについた。