「かなり婉曲して言えばそうだけど⋯⋯成美、よく外泊してるでしょ?あれ、彼氏さんのところだよね?」
ギクリとしてしまう。
「そんな怖い顔しないで!寮母さんには言わないし!」
「これ、初めて人に言ったから。真っ先にバラしたこと疑われるのはアンタよ」
「はいはい。それで、話の続きだけど⋯⋯。焦るなって言うけど、どれぐらい待たせたの?」
ミツの言葉の意味を理解した時、やはり、他人からは“そういう風”に思われているのだと改めて実感した。
「ねーねー!実は困ってるの!今度会う時は、泊まりに来いって言われてるんだけど。正直、まだ覚悟が⋯⋯」
「覚悟ができてないなら、やめたほうがいいわね。義務じゃあるまいし」
「だから!どれぐらい待たせたらいいのか聞きたかったの」
そんなこと、私にはわからないし、答えられない。
7年目の今も、待たせっぱなしなのだから。
「私にはわからないわ。ごめんね」
ギクリとしてしまう。
「そんな怖い顔しないで!寮母さんには言わないし!」
「これ、初めて人に言ったから。真っ先にバラしたこと疑われるのはアンタよ」
「はいはい。それで、話の続きだけど⋯⋯。焦るなって言うけど、どれぐらい待たせたの?」
ミツの言葉の意味を理解した時、やはり、他人からは“そういう風”に思われているのだと改めて実感した。
「ねーねー!実は困ってるの!今度会う時は、泊まりに来いって言われてるんだけど。正直、まだ覚悟が⋯⋯」
「覚悟ができてないなら、やめたほうがいいわね。義務じゃあるまいし」
「だから!どれぐらい待たせたらいいのか聞きたかったの」
そんなこと、私にはわからないし、答えられない。
7年目の今も、待たせっぱなしなのだから。
「私にはわからないわ。ごめんね」



