さよならは言わない。  〜あなたと最初で最後の恋をした〜

そう思うと涙が出てきた。

あぁ私は今まで未来を諦めていたのだと。

いきなり泣き出してしまったので青空さんはびっくりしてしまったみたい。

「だ、大丈夫ですか。ごめんなさい。変なことを聞きましたね」

「違うんです。私は…未来を諦めていた私自身が情けなくて……」
「…その気持ちよくわかります。」
「え…?青空さんも?」
「やっぱ病気って生きる希望なくなりますよねぇ……」
「………」
「でも、それでも僕は明日を信じてます」
この人は真っ直ぐだ。
「そう、ですね」
青空さんはなんの病気なのだろう。
聞きたかったけれど聞かなかった。