「こらこら、まだ飲み慣れてないんだろう?いくら甘いからってジュースみたいに飲んだらダメだよ」
そんな風に叱られ、ますます子供扱いされたような気分にもなったが、大人な彼が好きだったので、それはそれで構わない。
「私、いくらあなたのことが好きでも、酔った勢いでどうにかなりたいとは思ってないので、安心してください。そんな軽い女じゃないから⋯⋯」
「それを聞いて安心したよ。僕が手を出すことはないにしても、他の誰かと自棄を起こされても困るからね」
終電を逃してしまったら、そのまま朝まで一緒に店に残るか、タクシーで送ってくれた。
最後の告白をしたのは、大学卒業も近い頃。
もう、彼が人気作家である事実も知らされていたから、なんだかんだで遠慮もあり、卒業を控えた私は、もうじきバイトも辞めることになっていた。
そんな風に叱られ、ますます子供扱いされたような気分にもなったが、大人な彼が好きだったので、それはそれで構わない。
「私、いくらあなたのことが好きでも、酔った勢いでどうにかなりたいとは思ってないので、安心してください。そんな軽い女じゃないから⋯⋯」
「それを聞いて安心したよ。僕が手を出すことはないにしても、他の誰かと自棄を起こされても困るからね」
終電を逃してしまったら、そのまま朝まで一緒に店に残るか、タクシーで送ってくれた。
最後の告白をしたのは、大学卒業も近い頃。
もう、彼が人気作家である事実も知らされていたから、なんだかんだで遠慮もあり、卒業を控えた私は、もうじきバイトも辞めることになっていた。



