駄目だ。
断片的な記憶の羅列でしかない。
登場人物の心情も物語性も何も無い。
この人には幸せになってほしい。
文字の上でしか生きることの出来ないこの人には。
幸せというものがどういうものなのか、
分からない。
綺麗な月を見た、雲一つもない晴天である、信号にかからなかった。
そんな小さな幸せは分かる。
しかしそれが生きる理由になるか、
分からない。
死ぬことのほうが幸せなのでは無いかとさえ思う。
分からない。
人は何をもって生きているのか。
タイミングさえあればすぐさまにでも
死んでしまいたいと思っているのでは無いのか。
分からない。
幸せな結末も書いてみたが、
果たしてこれが本当に幸せなのか?
分からない。
もう不幸せすらも、
分からない。
何も分からない。