〇校庭・翌朝
朝陽がゆっくりと校庭を照らす。砂の上に昨日の光の余韻がうっすら残る。桜の花びらが静かに舞う。
ホシコ「……マキナ、おはよう」
小さな笑顔で声をかけるホシコ。マキナは少し眠そうに目を開ける。
マキナ「おはよう、ホシコ」
銀色の髪が朝陽に柔らかく光る。
二人の手は自然に絡んだ。
ホシコモノローグ(心の声)『昨日の光の中で、世界が揺れた。でも、私たちはここにいる。互いに、ちゃんと――存在している』

〇教室・午前
二人は授業に向かう途中、教室の窓から校庭を眺める。
ホシコ「昨日の戦い、夢みたい……でも確かに私たちの力で、世界を守ったんだね」
マキナ「うん。あの光は、僕たちの希望でもあった」
二人の視線が交わる。微笑みだけで言葉を交わすような、静かな理解。

〇カフェ・午後
街の小さなカフェ。窓際の席で、二人は並んで座る。
ホシコ「こんなに平和な時間……嬉しいね」
マキナ「ずっと、こうしていたい」
ホシコは小さく頷き、マキナの手を握る。
ホシコモノローグ『世界はまだ完璧じゃない。でも、少なくともここには、私たちの小さな平和がある』

〇夕暮れ・川沿い
二人は手をつなぎ、川沿いをゆっくり歩く。夕陽が水面を黄金色に染める。
マキナ「未来はまだ未完成だけど、僕たちなら作れる」
ホシコ「そうね……二人でなら、どんな日も越えられる」

〇夜・自宅前
二人の家の前。夜風が穏やかに吹く。
ホシコ「……おやすみ、マキナ」
マキナ「おやすみ、ホシコ。明日も、一緒に」
ホシコ「ねえ、マキナ、隣に寝て欲しいの」
マキナ「嫌がってたのにか?」
ホシコ「うん……隣にいて欲しい」
ホシコモノローグ『戦いのあと、私たちは生きている。二人で、静かに未来を紡いでいく……』
星空の見える窓の下、二人の影がそっと重なり、世界は静かに眠りについた。