「なるほど。それでドレルレアンへ行ったのですね。」
セレーヌを部屋へ送り届けたアルフォンスは、ドルレアンであったことをランスロットに話した。
「城の中では変わらないようにするから安心しろ。」
「当たり前です!あんなの怖すぎます!」
「ははは。」
ランスロットはため息をついた。アルフォンスが魔獣になった姿は二度と見たくない。だけど、魔獣に変わったのはセレーヌに対する思いが原因。これでまた結婚に向けて一歩前進した。それはすごく嬉しいことだ。しかし──
「陛下、この時間はあまり見ない方がよろしいかと思いますよ?お着替えをなさっておられるかもしれませんし……」
「それくらいは配慮する。」
アルフォンスのは机の上に広げられた書類を放置して、セレーヌを映している鏡をじっと眺めている。
(なんか怖いんだよな……魔獣になって雰囲気が変わったような……)
アルフォンスとセレーヌは良い感じで距離が近づいている。セレーヌに嫌われるようなことだけはしないで欲しい。鏡を握りしめているアルフォンスを、ランスロットは呆れた顔で見ていた。
セレーヌを部屋へ送り届けたアルフォンスは、ドルレアンであったことをランスロットに話した。
「城の中では変わらないようにするから安心しろ。」
「当たり前です!あんなの怖すぎます!」
「ははは。」
ランスロットはため息をついた。アルフォンスが魔獣になった姿は二度と見たくない。だけど、魔獣に変わったのはセレーヌに対する思いが原因。これでまた結婚に向けて一歩前進した。それはすごく嬉しいことだ。しかし──
「陛下、この時間はあまり見ない方がよろしいかと思いますよ?お着替えをなさっておられるかもしれませんし……」
「それくらいは配慮する。」
アルフォンスのは机の上に広げられた書類を放置して、セレーヌを映している鏡をじっと眺めている。
(なんか怖いんだよな……魔獣になって雰囲気が変わったような……)
アルフォンスとセレーヌは良い感じで距離が近づいている。セレーヌに嫌われるようなことだけはしないで欲しい。鏡を握りしめているアルフォンスを、ランスロットは呆れた顔で見ていた。



