「うわっ、時間やばい!」
スマホを見た夏実が突然上擦った声をあげる。
その声に誘発されるように私もスマホを立ち上げて時間を確認する。
7時20分だった。中学の同窓会は7時半からなので、そろそろカフェを出ないと遅刻してしまう。
「とりあえず今日のところは私がおごるから、急ご!」
「いやいや」と遠慮したけど、夏実はあっという間にアイスカフェラテとホットミルクティーの代金を支払って店の外に出て行ってしまった。
その後ろ姿に追いついたところで夏実が私の手を掴んで、同窓会の会場となる駅前のレストランに2人走った。



