再会は小さなぬくもりと一緒に

「……はぁ。とりあえず、お迎えは完了」
「準備は大丈夫だよね?」
「うん、トイレも使っていたのを運んだし、昨日のうちにおもちゃも運んだよ」

それに実は何度か、動物病院の帰りにこの子たちを新居に連れて行っている。だから大丈夫だろうとは思っているのだけれど。

「それより……明日だね」
「うん、明日……」
「お父さんとお母さん、来るの明日でいいんだよね?」
「うん。二時くらいになるって」


明日の夜、私の家族と晴和さんの家族の顔合わせがある。
彼は先月、私の両親に挨拶を済ませているけれど、両家が揃うのは初めてだ。

「……何か緊張するなぁ」
「大丈夫。上手くいくよ」

そう言って、彼は少し照れたように続ける。
「上手くいかなくても……俺には、莉佳子しかいないんだから」

ゲージを持っていない方の手が、そっと私の手を取る。
指先が絡んで、自然に繋がれた。



今日から、また新しい生活が始まる。
彼連れてきた、小さな幸せと共に。