そしていつも通り出勤して、勤務が始まった。
(あ、どうなってるかな?)
朝の休憩時間。給湯室の珈琲を淹れている間、携帯を取り出してペットカメラを覗いてみた。
すると毛布がガサゴソ動く様子が見られた。
隙間からしっぽがブンブン動いているのも見えて、とりあえず生きていることに一安心。
「あ、俺にも見せて」
不意に彼が後ろから、携帯を覗き込んできた。
「あー寝てるかな、顔は見えない」
「あの、すいません……」
「それでさぁ、カリカリなんだけど、こっちの若い子用に変えた方がいいんじゃないかなって思ってて。でもこっちと迷ってるんだけど、どうかな?」
私に堂々と携帯を見せてくるが、正直ヒヤヒヤする。
「すいません、ちょっと……」
ちらっと私達を見ている人もいる。ここで彼との関係も、『昨日彼が泊まった』なんてこともバレるのは避けたい。
「くれぐれも、会社内では秘密にしてくださいね」
「何で?」
「さすがに『異性の上司を泊めた』のはマズいです」
「別に俺はマズいとは思わないけど」
へっと驚くが、彼にとっては別にどうでもいい話なのかも知れない。
こんな『何も無い私』と、今更どうにかはならない。そう思っているからこんなことが言えるのだろう。
「とりあえず、絶対に秘密にしておいてください!」
そう釘を刺すと、私はコーヒーを持ってさっさと席に戻った。
(あ、どうなってるかな?)
朝の休憩時間。給湯室の珈琲を淹れている間、携帯を取り出してペットカメラを覗いてみた。
すると毛布がガサゴソ動く様子が見られた。
隙間からしっぽがブンブン動いているのも見えて、とりあえず生きていることに一安心。
「あ、俺にも見せて」
不意に彼が後ろから、携帯を覗き込んできた。
「あー寝てるかな、顔は見えない」
「あの、すいません……」
「それでさぁ、カリカリなんだけど、こっちの若い子用に変えた方がいいんじゃないかなって思ってて。でもこっちと迷ってるんだけど、どうかな?」
私に堂々と携帯を見せてくるが、正直ヒヤヒヤする。
「すいません、ちょっと……」
ちらっと私達を見ている人もいる。ここで彼との関係も、『昨日彼が泊まった』なんてこともバレるのは避けたい。
「くれぐれも、会社内では秘密にしてくださいね」
「何で?」
「さすがに『異性の上司を泊めた』のはマズいです」
「別に俺はマズいとは思わないけど」
へっと驚くが、彼にとっては別にどうでもいい話なのかも知れない。
こんな『何も無い私』と、今更どうにかはならない。そう思っているからこんなことが言えるのだろう。
「とりあえず、絶対に秘密にしておいてください!」
そう釘を刺すと、私はコーヒーを持ってさっさと席に戻った。



