河内さんとの新生活がスタートして、数日。
私は異動先の勤務地に初出勤した。
都会のオフィスだからかもしれないけど、前の勤務地との雰囲気は大違いだ。
私は気を引き締めた。
会議室で新しい上司が来るのを待っていた。
暫く待って入ってきたのは、スラッとして、とても整った顔をした、どこか影がある男性社員だった。
「初めまして、課長の秋月です。宜しく」
「藤田と申します!宜しくお願いします」
頭を下げた。
「藤田さん、とても優秀な方だと聞いてるよ。期待してる」
優秀……プレッシャーが!
「頑張ります」
「じゃあ部署に案内する」
私達は会議室を出た。
あまり感情が読めない人だ……。
ついて行った先の新しいオフィスは慌ただしい様子だった。
「今は繁忙期だから大変だと思うけど、まず仕事に慣れるところからやっていこうか」
その後、グループの人に紹介されて、私の仕事がとうとうスタート。
「藤田さん、私がこれから色々教えていくね」
優しそうな女の先輩で安心した。
その日は仕事の流れを一通り教えてもらって、帰ろうとした。
オフィスから出てエレベーターホールに行く途中、喫煙室を覗くと秋月さんがいた。
虚な瞳でタバコを吸っていた。
その時目があってしまった。
私は会釈をしてすぐに立ち去ろうとした。
「藤田さん」
秋月さんが喫煙ルームからでてきた。
「今日はどうだった?」
秋月さんの瞳はさっきとは違って落ち着いていた。
「丁寧に教えて頂けたので、頑張れそうです」
彼はじっと私を見ている。
「どうしましたか?」
「君、ラウンジで働いてなかった?」
え……?
ここからあそこまでは結構距離がある。
なんで知ってるの……?
しかも3年前。
「いえ……働いてないです」
「"さくら"って子だったよね。間違いない」
秋月さんは少し笑んだ。
「人違いです」
私は来たエレベーターに直ぐに乗った。
胸騒ぎがした。
私は異動先の勤務地に初出勤した。
都会のオフィスだからかもしれないけど、前の勤務地との雰囲気は大違いだ。
私は気を引き締めた。
会議室で新しい上司が来るのを待っていた。
暫く待って入ってきたのは、スラッとして、とても整った顔をした、どこか影がある男性社員だった。
「初めまして、課長の秋月です。宜しく」
「藤田と申します!宜しくお願いします」
頭を下げた。
「藤田さん、とても優秀な方だと聞いてるよ。期待してる」
優秀……プレッシャーが!
「頑張ります」
「じゃあ部署に案内する」
私達は会議室を出た。
あまり感情が読めない人だ……。
ついて行った先の新しいオフィスは慌ただしい様子だった。
「今は繁忙期だから大変だと思うけど、まず仕事に慣れるところからやっていこうか」
その後、グループの人に紹介されて、私の仕事がとうとうスタート。
「藤田さん、私がこれから色々教えていくね」
優しそうな女の先輩で安心した。
その日は仕事の流れを一通り教えてもらって、帰ろうとした。
オフィスから出てエレベーターホールに行く途中、喫煙室を覗くと秋月さんがいた。
虚な瞳でタバコを吸っていた。
その時目があってしまった。
私は会釈をしてすぐに立ち去ろうとした。
「藤田さん」
秋月さんが喫煙ルームからでてきた。
「今日はどうだった?」
秋月さんの瞳はさっきとは違って落ち着いていた。
「丁寧に教えて頂けたので、頑張れそうです」
彼はじっと私を見ている。
「どうしましたか?」
「君、ラウンジで働いてなかった?」
え……?
ここからあそこまでは結構距離がある。
なんで知ってるの……?
しかも3年前。
「いえ……働いてないです」
「"さくら"って子だったよね。間違いない」
秋月さんは少し笑んだ。
「人違いです」
私は来たエレベーターに直ぐに乗った。
胸騒ぎがした。



