王子は完璧少女に甘すぎる

紫音が怒った様に言うと、鷲が呆れたように言った。

「今日塩借りる」

「・・・・・!うん、いいよ!」

何かに閃いたような顔をして返事した愛衣。

「じゃあ、ばいばーい!」

紫音が諦めたのか、鷲と二人で教室を出た。

「ねえ、なんでいいって言ったの?」

私が聞くと、にやにやしながら愛衣が言った。

「あの雰囲気絶対鷲が紫音に逆チョコするよ!」

「あ!なるほど!」

愛衣が言うと、凛空が納得したように言った。

「ぎゃく・・・・ちょこ・・・・・?」

羅翔が言った。

「逆チョコって言うのは、バレンタインに男子から女子にチョコをあげること!」

「・・・・・・ふーん」