王子は完璧少女に甘すぎる

「あ、羅翔・・・・・」

莉緒が1限目の休み時間、俺に声をかけた。

莉緒は左手を背に隠していた。

「これ、さっき落としたよ」

正面に出した莉緒の左手には、ノートがあった。

「・・・・・あぁ」

まだ1限目だ。

まだ時間はある。

そう思って、俺は教室に戻った。

「あれ?羅翔、チョコもらえなかったんだ〜」

相澤が若干煽りながら言った。

「うるせぇ」

本当にこいつはどうしてこんなにも浮かれてるんだよ・・・・・。

そして、2,3,4限目が終わった。