王子は完璧少女に甘すぎる

「なんだ?」

今回こそは、だよな・・・・?

「あのね・・・・」

そう言って、莉緒はさっきとは違う紙袋を漁った。

「これ、さっきA組の子がこれ羅翔にって」

そう言って、莉緒が出したのは『A組 西園寺麗』と書かれた箱だった。

「あ、ありがとう・・・・・」

莉緒からじゃない上に他の女からなんて・・・・。

俺はそのあと購買に行かないで、机で伏せて絶望してていた。

莉緒から・・・・・もらえない・・・・・。

莉緒が・・・・・くれない・・・・・。

莉緒が・・・・。

「ありゃりゃ」

七岡がそう言った。

「おい、お前いい加減立ち直れよ。どうせ莉緒から何回も呼び出されてるのにチョコレートもらえてないだけだろ」