王子は完璧少女に甘すぎる

「・・・・・・」

「昨日結構雪降ったよな」

凛空が言った。

確かにその通りだった。

昨日、学校から帰るときは、1㎝もないくらいしか雪が積もってなくて、歩いててもちょっとザクザク言うくらいだったのに・・・・・。

今日は一歩一歩がズボッって行く。

多分足首くらいまで雪が積もってる。

「こんな積もるとは思わないだろ・・・・・」

ポケットに手を入れて、温かそうなコートを着る鷲はなんだかんだ寒そうだった。

「あれれ~?鷲は寒いのかな~?」

「・・・・・」

馬鹿にするように言う紫音。

「お前さぁ、毎年いじるなよ・・・・」

呆れたように紫音に目を向ける鷲。