王子は完璧少女に甘すぎる

住宅街のくせに人が行きかっていてスーツを着ている人や、テレビスタッフのような人までいる。

「いや、ごめんごめん!あのさ、あたしのおばあちゃん()がここにあって。新築なんだけど、今はだれも住んでないから・・・・お母さんに使っていいよって言われて!本当にもう着くから!」

新浪からの殺気が少し和らいだと思った瞬間、俺らに近づいてきた、スーツを着た男を睨んだ。

・・・・・これ、さっきよりも怖すぎるだろ・・・・・。

「ひぃっ!ごめんなさいっ!」

俺らは一言も発していないのに、怯んだ男。

新浪の力か・・・・・。

「ら、羅翔・・・・・?」

莉緒が声をかけた瞬間、殺気が0までに減った。

莉緒強すぎるだろ・・・・・。

「大丈夫だ」

やわらかい笑顔で莉緒を撫でた。

「ある意味、莉緒が最強じゃ・・・・・・」

じとっとした目で新浪へ目線を向ける相澤。