王子は完璧少女に甘すぎる

新浪は何も言わず、俺の横を通り過ぎた。

・・・・・・莉緒には言わないでおこう。

新浪は莉緒をが閉じ込めた犯人が二階堂麗奈と知っていたのか。

俺にはなれない彼女のためのヒーローだな。

「鷲!」

聞き覚えのある・・・・・というか聞きたい声が聞こえた。

「塩?先帰ってないのか?」

・・・・・・いや、正直嬉しい。

「う〜ん・・・・・・・ま、一緒に帰ろ!」

塩は額や首筋に汗が少しあった。

「っ・・・・・・」

塩が俺の前を歩いていることを良いことに俺は片手で口を抑えた。

探してくれたのか・・・・・・。

今、俺はすごくだらしない顔をしてるんだろうな・・・・・。