王子は完璧少女に甘すぎる

放課後、俺らが帰ろうとすると、新浪が一緒に帰らず3年の教室の階に行った。

「塩、俺ちょっと用事」

「あ・・・・うん、オッケー!」

塩なんか悲しそうか?

俺は新浪を追いかけるように歩いて行った。

ゴンッ

「「「キャッーー!」」」

誰かが殴られたような鈍い音と耳を突き刺すような悲鳴がし、その音の方に足の方向を変えた。

「お前らは来月には・・・・・・院に・・・・からな」

少し離れて聞いていたせいで途中が途切れ途切れになる。

聞こえねぇ・・・・・。

もう少し近づくと新浪と頭を抑えている二階堂麗奈が座り込み、取り巻きの女共が化物でも見るように新浪を見ていた。

新浪が振り向いた瞬間、俺と目があった。

「・・・・・」