王子は完璧少女に甘すぎる

side羅翔

『羅翔くん』

休み時間、俺は背後から聞こえる気色悪い声を無視した。

その途端、その声の主は廊下の柱に俺を正面から押した。

そいつは、俺にジリジリと近づいてきた。

来るな・・・・・触れるな・・・・・気色悪い・・・・・。

『羅翔くん私、蔵四季叶海(くらしきかなみ)っていうっての』

『・・・・・・』

『それでね・・・・・・私のこと、可愛いって言って?』

『・・・・・・こっちに利益はねぇだろ・・・・・・』

うざい・・・・・・うざい・・・・・・。

『小沢莉緒ちゃん。平気で私は物理的に殺すよ?』

・・・・・・。

これで言ったらこいつの思う壺だ・・・・・・。