王子は完璧少女に甘すぎる

あたしはいろんなことが一度に起きすぎて、頭の中は「?」で埋め尽くされた。

「だから、俺の前から消えんなよ。俺以外の奴と二人になるなよ。頼むから」

っ・・・・・!?

嬉しい。

正直。

でも、勘違いするからそういうこと、言わないでほしい・・・・・・。

もしかしたらって・・・・・・思うからさ・・・・・・。

鷲は幼馴染としてとか、友達としてとか正義感があるからそう言ってくれてるだけ・・・・・・。

「好きだよ・・・・・・」

こんな至近距離の鷲でも聞こえないような蚊の鳴くような声で言った。

気がつけば、あたしは泣いていた。

鷲からの安心感と、鷲があたしのこと幼馴染以上として見れないって実感したから悲しさからかな。

大好きだよ。

鷲。

あたしより莉緒の方が絶対泣きたいのになんて、このとき考えてなかった。