王子は完璧少女に甘すぎる

あたしが鍵を閉めて鷲の部屋に戻ろうとすると、肩を叩かれた。

「嘘だろ、紫音ちゃんいるじゃねぇか」

「え?誰ですか?」

凛空の友達?

「今暇?暇ならお「先約」

鷲があたしの手を引いて部屋に戻った。

鷲がドアの鍵を閉めると、あたしの両手を鷲の両手で持って叫んだ。

「気ぃ付けろよ!」

「え?」

いつも無愛想な鷲が叫んだことに驚きながら気を付けろの意味が理解できなかった。

「お前可愛いんだからこの学園でお前狙ってるやつなんて数え切れないくらいいるんだよ!」

へ?

流石になくない?

「お前がどれだけの男の家に連れ込まれそうになったのか覚えてんのかよ!」