王子は完璧少女に甘すぎる

口から心臓が出てきそうっ・・・・・。

「「ら・しょ・う~」」

愛衣と紫音の怒っている声が聞こえたと思ったら、羅翔が即座に私を下した。

「うるせぇ」

さっきの微笑んでいた顔とは違う魔王のような顔。

ら、羅翔っ・・・・・。

正直、この後のことはあんまり覚えていない・・・・・。

このあとやった競技内容とか。

もう何にも覚えてない。

ただ、脳裏に羅翔の微笑んだ顔だけがずっと焼き付いていて・・・・・。

私本当に羅翔のことばっか考えてて何してるんだろう・・・・・。

そして、体育祭が終わったとき。

「「打ち上げしたい~!」」

愛衣と紫音の声でやっと我に返った。

空はもう夕焼けだった。