王子は完璧少女に甘すぎる

その瞬間、キャーー!!と黄色い声が校庭に響いた。

「らりだっ!」「嘘っ・・・・!尊すぎっ・・・・・!」「らりのお姫様抱っこは反則だってっ・・・・!」

どうしてか、倒れだした子もいた。

は、恥ずかしいっ・・・・・。

「ら、しょう・・・・おろしてっ・・・・・」

「お疲れ様」

私の言ったことを無視して、羅翔は私の頬にキスをした。

っ・・・・・⁉

『キャーーーー!!!!!!!!』

耳を刺すような悲鳴が聞こえ、その上羅翔が頬にキスをしてきて、もうなにがなんだか・・・・・・。

「顔真っ赤」

羅翔が微笑み、私にしか聞こえないような小さな声で言った。

「っ・・・・・⁉」

もう無理っ・・・・・!

心臓の音しか聞こえないくらいだよ・・・・・。