王子は完璧少女に甘すぎる

私は怖かったからか、気づけば今までに出したことがないようなスピードで走っていた。

あと・・・・ちょっと・・・・・!

パンッ!

ゴールテープを切り、私はその場に大の字で倒れこんだ。

「はぁはぁはぁ」

よかっ・・・・た・・・・。

「「莉緒ナイス!」」

愛衣と紫音の顔が私の視界に写りこんだ。

「あ・・・い・・・しお・・・んっ・・・・!」

酸素不足で絞り出したような声だった。

苦しいけどすっごく嬉しいっ・・・・・!

「大丈夫か・・・・・」

羅翔が心配そうな顔でお、お、お姫、様、抱っこしてきた・・・・・。

「「ちょっ、羅翔⁉」」

愛衣と紫音の驚いた声。