winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

愛奈は僕の歌が好きだと言ってくれて、僕は愛奈の為に眠れる子守唄をよく歌った



何も欲しがらず、ただ僕の歌声が好きだと言う愛奈の為に、僕はミュージシャンとして成功してしようと頑張った…



僕は本当に幸せだった…



でも、そんな生活は長く続かなかった



僕が欲望のままに愛奈を抱いたせいで…



僕のせいで、愛奈の大事な体を傷つけてごめんね…



僕が頼りないせいで本当にごめんね…



僕に君を養う経済力があったら、君を全力で守る強さがあったら、あんな風に君を傷つける事はなかったのに…



君を泣かせて悲しみに突き落とす事はなかったのに…



愛奈…僕は君のそばにいちゃいけない…



僕なんて君の傍にいる資格もない…



早く僕を忘れてください…



どうか、幸せになってください…



君の幸せを、君の笑顔を、心から願っています



君なら誰からも好かれる    



君ならもっといい男性と付き合える



本当はまだ君のことが好きです…



君を愛しています…



でも、君と別れます…



さようなら愛奈…



どうか、君が幸せなりますように…



神様、どうか愛奈をお守りください…