winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

車を運転する拓は、5年前の公園で歌っていた拓と違って別人のようだ



私は少し戸惑った…



「ごめん。待ち伏せたりして…愛奈と話したかったんだ」



そう言いながら運転する拓の左腕には、高級そうな時計が巻いてある



「とりあえずご飯でも食べに行こう」



車に乗ってしまった私は、仕方なく拓に連れられてご飯を食べに行く事になった…



15分くらいして、車は高級割烹料理屋で止まる



降りて



そう促され、私は車から降りた…