winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

まだ降り頻る雨の中を私は泣きながら歩いた…



他の誰かで忘れようとしても、私は他の人に触れることもできない



拓以外の人に触れられない…



ハハハ…



自分が滑稽に思えて逆に笑えた…



誰にも拓の代わりはできないと思い知ってしまったこの日…



私はもう、他の誰かで寂しさを埋めることを止めた…




きっともう誰も拓の代わりはできないのだと…



 
自分の中にいる拓は消せないのだと…




そう思い知った私は、もう無理して拓を忘れることを止めようと決意した…




拓…今何してますか?




私の中の拓は思ったより大きくて、全然私から消えてくれません



貴方の存在は、思ったより私の中で大きいものでした…



拓…貴方も元気ですか?



私は今でも貴方を思っています



貴方に会いたいです…