winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

「愛奈ちゃんおはよう」



「香織さんおはようございます。段々寒くなってきましたねー」  
 


「もう朝起きるのが嫌になっちゃって…でもいいねー愛奈ちゃんは。年下の癒し系彼氏が優しく起こしてくれるんでしょ?」



若いっていいわねー     



香織さんが羨ましそうに私を揶揄ってくる



「まあ…拓は私の癒し系抱き枕みたいなものですから」



私は少し頬を赤らめて言ってみた



もう惚気ないでよー



いないと眠れないって事ー?



こっちが恥ずかしくなる



香織さんはもう好きにしてーと半ば呆れ顔だ



私は今が一番幸せですから



そう言っていけない。遅れる。と仕事に就いた