winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

月日は流れ、3年の歳月が過ぎていた…



私は2年前に女の子を出産した…



名前は音《おと》



春の暖かい光の中で産まれた



音の名前は、いつも優しい音色を奏でられるように私と拓で付けた名前だ



2歳を過ぎたばかりなのに、お喋りが拙いながら中々達者だ…



生まれつき栗色の髪の毛で、くりっとした目の可愛い女の子だ…



私に似ず、綺麗好きでしっかり者で、そういう所は拓に似ていていいなーと思うが、まるで口煩いお母さんが2人いるようで、私は俄然管理される日々だ…



母親がズボラだと、娘はこうなるんだなと、ある意味因縁じみたものを感じずにはいられない…



私は変わらずに施設で働き、ケアマネジャーとして頑張って働く日々だ



職場にも慣れ、仲間や友達もでき、大変ながらやりがいを持って働いている…



近年需要の高い介護業界だが、人員が思うように確保できず、厳しい状況で働いている…



介護に従事する人達が、もっと働きやすい労働環境で働けることを切に願うばかりだ…



私も毎日忙しい日々だが、奮闘して頑張っている…