winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

季節は春を超えて新緑の季節になっていた…



桜の葉も散り、新緑の季節を迎え、蒸し暑さを帯びてきた…



私は新しい施設で頑張って働いている…



結婚が破談になり、両親に申し訳なくなった私は実家を出た…



お父さん、お母さん…



ごめんなさい…



本当に親不孝な娘で…



いつまでも迷惑かけて、落ち着かない娘で、本当にごめんね…



私は家を出る時両親に謝った…



「お前の人生だ…もう自分の責任は自分で取れる…好きなように生きなさい…帰って来たい時にはいつでも帰って来なさい」



優しい両親はきっと半ばもう呆れながら、私を送り出してくれた…



お父さん、お母さん



本当に有難う



私は両親に感謝して、住み慣れた実家を出た…