「私、夢だったんです。友達とクレープ。しかもそれがみどりさんと一緒なんて、幸せです!」
「僕もずっと食べてみたかったんだ。幸せー!」
結衣が小さな手でクレープを抱え、満面の笑みを浮かべる。蓮も口にクリームをつけながらクレープを頬張り、嬉しそうに笑った。その無邪気さに思わず目を奪われる。
そんな2人の姿を見つめながら、みどりはふと胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
――また、こんな日が来るなんて思わなかった。
誰かと一緒に出掛けて、クレープを食べて、他愛もないことで笑う。
ほんの少し前の自分には、きっと想像もできなかった。
幸せだと思う反面、どこか怖くもなる。
こんな自分が、また誰かと繋がっていいのだろうか。
もしまた、壊れるようなことがあったら――。
私は、もう立ち直れそうにないや。
小さく息を吐き、空を見上げる。
雲の隙間からこぼれる光が、クレープの包み紙を淡く照らしていた。
そのとき、隣で蓮が柔らかく笑った。
「みどり、また来ようね。次は、違う味も食べたい」
――“また”。
その一言が、胸の奥で静かに響いた。
怖さよりも、嬉しさのほうが少しだけ勝った気がした。
「僕もずっと食べてみたかったんだ。幸せー!」
結衣が小さな手でクレープを抱え、満面の笑みを浮かべる。蓮も口にクリームをつけながらクレープを頬張り、嬉しそうに笑った。その無邪気さに思わず目を奪われる。
そんな2人の姿を見つめながら、みどりはふと胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
――また、こんな日が来るなんて思わなかった。
誰かと一緒に出掛けて、クレープを食べて、他愛もないことで笑う。
ほんの少し前の自分には、きっと想像もできなかった。
幸せだと思う反面、どこか怖くもなる。
こんな自分が、また誰かと繋がっていいのだろうか。
もしまた、壊れるようなことがあったら――。
私は、もう立ち直れそうにないや。
小さく息を吐き、空を見上げる。
雲の隙間からこぼれる光が、クレープの包み紙を淡く照らしていた。
そのとき、隣で蓮が柔らかく笑った。
「みどり、また来ようね。次は、違う味も食べたい」
――“また”。
その一言が、胸の奥で静かに響いた。
怖さよりも、嬉しさのほうが少しだけ勝った気がした。


