「付き合って。」
突然そう彼女から告げられた。
雪の降る日だったはず。
大きな木の下で2人きり。
正直戸惑った。
1つも恋愛感情をもった事の無い彼女だった。
でも、気づいた時には
「喜んで。」
こう口にしていた。
頬を赤らめ、嬉しそうに泣く姿の彼女は美しくて、
可愛くて仕方が無い程大切にしようと
心に決めた。
それからデートだって何回もした。
ある日はショッピング、またある日は遊園地、
それから水族館にだって行った。
初めの頃はお互いデートが楽しみで、眠れない夜。
でも、この日を境にどうでも良くなった。
デート中には
「あれ買って。」
「それ可愛い。」
「これも良いな。」
一回口を塞いでくれないかな。
ずーっとずっと俺に欲しいと言わないばかりの目で
見つめてくる。
もううんざりしたよ。
今まで甘やかして来た俺が馬鹿みたいに感じた。
だから、今日のデートの最後にはこう言った。
「もう別れよう。」
「君の幸せそうな笑顔が好きだから。」
「俺の事を好きでいてくれた君を好きだから。」
「でも、もう君は俺じゃ無い誰かを好きだから。」
この時の彼女はどんな顔をしてたのだろう。
俺が傷付きたく無いから見ないまま別れたのか。
まあ、俺は彼女を本気で愛していたよね。
彼女もきっと最初は愛してくれただろう。
お互いもう愛する気持ちは無くなったなら
恋人でいる意味も無い。
これからは違う道を歩く。
幸せになってね。
最初で最後の恋人。
俺の恋人。
突然そう彼女から告げられた。
雪の降る日だったはず。
大きな木の下で2人きり。
正直戸惑った。
1つも恋愛感情をもった事の無い彼女だった。
でも、気づいた時には
「喜んで。」
こう口にしていた。
頬を赤らめ、嬉しそうに泣く姿の彼女は美しくて、
可愛くて仕方が無い程大切にしようと
心に決めた。
それからデートだって何回もした。
ある日はショッピング、またある日は遊園地、
それから水族館にだって行った。
初めの頃はお互いデートが楽しみで、眠れない夜。
でも、この日を境にどうでも良くなった。
デート中には
「あれ買って。」
「それ可愛い。」
「これも良いな。」
一回口を塞いでくれないかな。
ずーっとずっと俺に欲しいと言わないばかりの目で
見つめてくる。
もううんざりしたよ。
今まで甘やかして来た俺が馬鹿みたいに感じた。
だから、今日のデートの最後にはこう言った。
「もう別れよう。」
「君の幸せそうな笑顔が好きだから。」
「俺の事を好きでいてくれた君を好きだから。」
「でも、もう君は俺じゃ無い誰かを好きだから。」
この時の彼女はどんな顔をしてたのだろう。
俺が傷付きたく無いから見ないまま別れたのか。
まあ、俺は彼女を本気で愛していたよね。
彼女もきっと最初は愛してくれただろう。
お互いもう愛する気持ちは無くなったなら
恋人でいる意味も無い。
これからは違う道を歩く。
幸せになってね。
最初で最後の恋人。
俺の恋人。
