私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

なんの話?と疑問を浮かべるのと当時にあたしの事だと理解した。


初めて会った日とお友達になった日からの態度。気にならなかったと言えば嘘になる。


それでも、


『いいねいいね、気に入った』


笑いながら言ってくれた言葉には嘘はなくて、あたしと似た理由で何かを感じてくれたのかななんて呑気に考えてた。


だけど本当はあたしを通して誰かを見てて、あたしは代わりに過ぎないって事、なのかな・・・。


それだっていい。形はどうあれあたし達は友達なんだから。


頭はそう認識するけど、胸が痛くて仕方ない。


ちょっと、寂しいな、なんて。


我儘になっちゃう。


「優里さん・・・」


否定をしないましろちゃんに俯きそうになるあたしの肩をそっと昴くんが支えてくれる。


あたし、きっと酷い顔をしてるよね。


「だい、」


大丈夫だよ。


安心させたくて並べた言葉は最後まで紡ぐ事は出来なかった。








「────どう足掻いたってお前は"西の人間"なんだからよ」


衝撃すぎる内容が、嫌という程鮮明に聞こえてきたから。