私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

「・・・正解。あんたらは気付いてないかもしれないけどあの鈴原って女、西の人間だよ。といっても凄く分かり辛いから西に居た期間は長くないと思うけど」


「なっ!?」


「ましろちゃんが鈴原さんの目を見て気持ち悪いって言ったのはそういう事だったんだ・・・」


「ご主人様はその事に最初から気付いてた。だけど内通者って証拠になる動きをなかなか見せなくて共有出来ずにいたの」


「・・・なら!」


「ましろんは西と繋がってる人間と二人きり、ってことだ」


最悪な状況じゃないか!


それに綾波はあえてその状況に乗っかったって事だろ!?


綾波は何を考えてるんだよッ。


焦る俺達の耳に、二種類の機械音が鳴り響く。


「あぁもう!こんな時に誰さ!・・・って病院から?」


「────もしもし、はい。ええ、・・・分かりました」


「もしもし、・・・海斗さん?えっ、な、なんで」


掛かってきた電話に出る昴と奏。その様子じゃ嫌な予感しかしねぇんだけど・・・。


「・・・朔夜。最悪な事態が起きてしまっているみたいです」


「どういう事だ」


先に電話を終えた昴が朔夜に報告する。