私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

「・・・うん!」


「まだ状況は掴めないけど・・・。ましろの元へ急ぐんだろ?なら優里ちゃんはしっかり捕まってて」


「うん、お願いしますッ」


そんなやり取りを交わしながら優里は龍二に世で言うお姫様抱っこをされる。


話の流れ的に優里を連れて行けないような、危ない事が起きようとしてるって事だよな?


何がどうなってるんだよ・・・。


「皆!」


「皐月!お前どこ行ってたんだよ!」


「そんな事はどうでもいい!ご主人様のとこ行くんでしょ?僕も一緒に行く」


「分かった。行くぞ」


綾波と鈴原が向かった方へ走り出す朔夜。それに俺達は続く。


話についていけてないのって俺だけなのかよ!?


「昴、居場所は分かったか」


「流星に確認したところ普通棟の4階を通っているようです。どうやら屋上へ向かってるみたいですね」


屋上?


それって可笑しくないか?


「文化祭の片付けに行ったんだよな?」


「やっぱり・・・。さっき鈴原さんを見て気付いたの」


龍二に抱えられながら優里は思い出したと言う何かについて教えてくれる。


鈴原を見て・・・?