私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

『クイズ?そんなものでましろが負ける訳ないじゃない』


至極当然だとばかりに吐き捨てた理事長は最終審査に向けて篠宮さんと一緒にドレスを取りに席を離れた。


確かに想像できないけどと満場一致で納得したあたし達は静かに見守る事にした。


何事もなく最終審査に進む。





そう、思っていたのに。





ステージに立つましろちゃんは眉をひそめて困った顔をしてる。





「ちょっとちょっとましろん大丈夫なのこれ」


「うーん不安ではあるなぁ」


7問目の回答が終わった今、ましろちゃんの点数は0。


このままだと上位に入れなくて最終審査まで進めない状態。


「ましろちゃん・・・」


「ご主人様に相性悪い質問ばかりだったね」


た、確かに「去年上映された映画で売上一位の作品を答えよ」だとか「今女子高生の中で人気のこの食べ物の名前は」とか。


情報屋としてもましろちゃんの興味のあるものとしても、どちらにも当てはまらないクイズばかりだった気がする。


かくいう今もまた差をつけられてる。


『それではここからはジャンルを変えて雑学に関するクイズです』


「!」


こ、これなら!


ましろちゃんにもチャンスはあるかもしれない!


そんな期待を抱いて出題されるクイズを待つ。