私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

「ま、ましろちゃーん!」


周りの応援する声に負けないようにうちわを振りながら声を張り上げる。


ファンサが欲しいって思うぐらいは大丈夫だよね!?


「!」


あ、今目が合ったよね!?


いや、これがガチ恋オタクの始まりという奴ですか!?


それでもいい。


あたしはましろちゃん大好き隊の隊長なんだもん!


「ご主人様〜!」


「ましろ〜!!」


「ましろちゃーん!!!」


『──────────────────、・・・chu』


な、投げキッス!?


元々の演出通り。それだけのはずなんだけど、まさかやって貰えるとは思わなくて理事長と橘さんに続いてその場に倒れてしまう。


「し、死人が出るッ!」


「あの子、勝ちに来てるわ・・・。ハッ!篠宮!写真は!?写真は撮ったわね!?」


「勿論です。この為に新調した一眼レフですから。一切のぶれもございません」


「ヒメ、後でデータ頂戴。絶対に」


「ず、ずるい!あたしも欲しいですッ!」


そんなやり取りを交えながら終わった一次審査はましろちゃんの組と二組目が残り二次審査に進んだ。