私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

ついいじめたくなっちゃって、柔らかそうな頬を人差し指で突っつく。


「なによ」


「全然平気だから気にしないで?あ、でもましろんとペアになれて良かったよ。言いたい事あったし」


「・・・言いたい事って?」


「その格好、よく似合ってるよ。可愛い」


「なっ、!」


・・・嘘。


・・・顔、真っ赤じゃん。


言った事は本当だけど、毎回振り回されているし少し揶揄ってやろうかなーなんて考えが浮かんで言ったんだけど・・・。


そんな反応してくれるとは思わないでしょ。


これは自爆したかも。


「他の3人もだけど、シフト終わったら着替えちゃうのかと思ってた」


なんとか平然を取り繕うけどバレてねーよな。


「い、委員長が宣伝目的で歩いて来て欲しいって。シフトは今日しか出れないのに、一般公開が始まってすぐの時間帯を希望したら許可してくれたりと色々恩があるから・・・」


ああ、ましろんは明日ミスコンに出るから・・・。


納得はできたけど揶揄うなって一瞥されると思っていた俺には効果抜群で。


「いいんじゃない?学生の内にしかできない事ってあるじゃん」


「そう、ね。案外楽しんでるのかもね文化祭って初めてだし」