私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

「ましろんの、駒?」


「言い方悪かったかな?でも簡単に言っちゃえばそう。情報収集したりおつかい頼まれたりと色々ね。あいつがノラって事ももちろん知ってるよ」


「ふんっ、私は違うけどね。おにぃが全部やっちゃうんだから。わたしだってましろねぇの助けになりたいのに・・・」


「俺一人でどうにかできる量なんだからいいのー。とまぁ関係性としてはこんなもんかな?知らない仲でもないし気を使ってか今回は誘ってくれたんだよね」


さっきゅんみたいな関係なんかな?同族嫌悪ってやつで妹ちゃんとさっきゅんバチバチなんだと考えたら納得。


にしても俺と琉生のような関係が一組や二組もいるなんて・・・。ノラって事も知ってるんならましろんもそれなりに信頼してる人物なんだろうし。


自分と似たような立場の人間だからかな。ふと気になって視線を男に向ければ目が合う。


「この後美術部の展示を見に行こうとしてたんだけど、美術室がどこにあるか分かんなくてさ。そこの銀髪君案内してくれないかな?」


「え、俺?」


いやまぁ確かに特別棟までの道は分かりづらいけど・・・。


「俺たちはここでまってる。案内してやってくれ」


「朔夜が言うんなら・・・」