さて、もう7月だし、そろそろ本格的に勉強しなければいけない。

私は塾はちょっとなぁ…凛音は塾を既に探してあるそうだ。

私は凛音と書店に行く。参考書を買おうと思う。

「柚月なら大丈夫だよ。私より頭いいし。」

凛音が励ましてくれる。看護師学校は私の夢だから。

絶対に諦めたくない。だから出来る限りの努力をしたい。

「でもね、私は凛音と違って体も弱いし塾も行けないから、不安なんだよね。」

「そっか…」

何だか変な空気になっちゃった…

「さっ、帰ろ。そろそろ夕飯作らなきゃでしょ。」

私は参考書を2、3冊手にとって会計し、書店を出る。