私は… 〜私を支えてくれた人〜

次の日、お昼頃起きてきた圭太。顔色は悪かったが、熱は下がっていた。

「お粥、食べられそう…?」

圭太は明らかに無理した顔で笑った。

「ああ、ごめんな?食べるわ。」

「わかった。」

昨日作ったお粥を温めている間に日向さんに連絡。

『圭太熱下がって36.8です。今はお粥あっためてます。』

送信するとすぐに返信が返ってくる。休憩中だったかな?

『食べれるだけ食べさせて。無理させないでね。』

『戻してほしくはないけど、吐き気あったら吐かせてあげて。』

私はスタンプで返信して、お粥を圭太のところに持って行った。

「無理しないで食べてね?」

「ああ、いただきます。」

圭太はお粥を食べた。私は横で参考書を読む。

「ごちそうさま。」

私は食器を下げて、日向さんに連絡した。

『いつもの四分の一くらい食べてます。』

圭太は寝室に戻ったらしかった。私はリビングで勉強を再開した。