次の日、俺はまず圭太の病室に行った。

圭太の体温は37.2。微熱だが、まあよしとする。

次に二人の病室に行く。二人は朝ごはんを食べていた。

「おはよう。」

「日向、おはよう。」

「おはよ…」

二人ともまあ体は元気っぽいし、圭太が起きるかどうかだな…

「今日俺さ、午前だけで上がるから、二人と圭太連れて帰ろうと思ってる。」

「えっ?圭太、よくなったの?」

柚月ちゃんの目に光が宿る。

「まあギリギリ退院許可出せるレベルまでは。ここからが本題。」

一泊置いて話す。

「何かあったら必ず俺に連絡すること。」

「無理はしないこと。」

「この二つが守れるなら圭太と一緒に退院してよし。」

柚月ちゃんの瞳を見つめる。

「わかりました。」

「ならOK。えーっと、13時ごろ退院になると思う!」

俺は凛音にも笑いかけて、病室を出た。